第2回(2019/1/20)は、10名で哲学対話を行いました。
趣旨・ルール説明、自己紹介のあと、参加した人から問いを出し合いました。
出された問いは以下のとおりです。
①集団で何かを決めるときどのような時に納得できて、どのような時に納得できないのか
②他者貢献とは何だろう
(他者貢献すると幸福感を感じることができると主張している人がいた)
③矛盾に対する感受性とは
(長年主張してきたことと全く違った言動を取った人に対し違和感を感じたが、その人はまるで何とも思っていないようだった)
④大人になるとはどういうことか
⑤20歳くらいのとき「大人になれ」と人からよく言われたがどういう意味か
⑥心のふるさととは何か。ふるさととは何か
⑦自分と全く無関係な人がやらかしたこと(芸能人の不倫など)に対してなぜみんなあれほど怒るのか
⑧余生は存在するのか
⑨良い悪いの判断はどうやってやるのか
⑩自信がないって何だろう(あえて自信がないと言ってくる友人は実は自分に自信があるから言ってくるのではないのか)
⑪人として自信をもてない人はどうすればいいのか
これらの問いの中から「他者貢献とは何だろう」に決めて対話を行いました。
・行方不明の子どもを救出したボランティアの尾畠さんの心の中は本人にしかわからないが、尾畠さんについての報道にモヤモヤした
・美談として消費する商業主義が嫌なのか
・善なるものをもてはやす風潮が不快?
・良い話は素直に受け取ればいいのでは
・他者貢献は自分の幸福感のためではないか
・他者貢献する人が増えると社会にとってはありがたいから、もてはやすことに意味はある
・飴を買って公園の子どもたちにあげるだけでも他者貢献となり、自己肯定感を上げ、幸福感を得られるというがどう思うか
・犬を飼って自己肯定感が上がった、犬を世話するのは他者貢献に含まれるか
・他者貢献というとき、「他者」に友達・家族など自分と関係のある人は含まれるか
・溺れそうになっている二人の子ども、一人は自分の子どもだとしたら、自分の子どもを助けることに合理性はあるか。生物学的には合理的と考えられるのではないか
・自分は「他者」を大事な人、それ以外で区別したくない
様々なことに話題が飛びながら、2時間の対話を終えました。
次回は、3月3日(日)14:00~16:00を予定しています。