哲学対話の会(2019.10.14)報告

第8回(2019/10/14)は11名で哲学対話を行いました(お子さんの参加者もいました!)。

趣旨・ルール説明、自己紹介のあと、参加した人から問いを出し合いました。

 

出された問いは以下のとおりです。

① 死とは何か

② 哲学的に考えるとはどういうことか

③ 思いこみに気づいてもらうにはどうしたらいいか

④ 心とたましいはどう違うのか

⑤ 興味とは何か

⑥ 子どもに人格はあるのか

⑦ 子どもとは何か、大人とは何か

⑧ 倫理とは何か

⑨ 物語とは何か

⑩ 言葉とは何か

⑪ 共通言語とは何か

⑫ 時間って何だろう

⑬ 時間の流れるスピードを人間はどのように感じるのか

⑭ 数って何だろう

⑮ 大衆は政府への抗議の手段としてどこまで暴力を許すのか

 

「時間って何だろう」の問いも魅力的でしたが、多数決で「倫理とは何か」にテーマを決めて対話を行いました。

「倫理」と「道徳」はどう違うのか。

「倫理」は社会のルールで、「道徳」は個人の良心に基づくものと考える人。

その逆で「道徳」は、社会の求めるルールで、「倫理」は個人のものだと考える人がいました。

倫理は合理性とどう関係するのか。

「生きる目的がない」と考えている知人の自殺(希死願望)を何とかやめさせたいと思うが、傲慢なのか。

安楽死は倫理に反するという考え方もあるが、合理的という考えもある。

いかなる時も人は生きるべきというのが倫理とされているのだとしたら、人類の生存戦略にとって合理的だからではないか。

自殺は止められない。死にたいと思う人の自由もある。

 

言葉の持つ意味の捉え方が人によって全然違うことを再確認しました。

 

次回は12月1日(日)です。